名無しの洞窟~チームによる意思決定学習ワーク~

「名無しの洞窟」はチームで行う意思決定シミュレーションゲームです。チームのメンバーは、問題解決や意思決定、対立の解決方法を実践しながら、学んでいきます。今日、多くの組織が、チームに重大な意思決定や戦略策定、問題解決を理解し、実行して欲しいと考えています。最高のパフォーマンスを出すには、チームのメンバーが互いに協力し合う姿勢と最善の努力を持って挑まなくては成し得ることはできません。

チームによるシナジーが求められる組織にとって、「名無しの洞窟」は最高の研修ツールです。HRDQのチームアドベンチャーシリーズは、シミュレーションゲームという形式を採用しているため、受講者は、穏やかな雰囲気の中で、コミュニケーションや問題決定、対立の解決方法を学ぶことができます。また、同時にチームによるシナジーの創出方法も学ぶことができます。「名無しの洞窟」は、特に常にプレッシャーのかかる環境や、プレッシャーのもと戦略を策定しなくてはいけない方に効果的な研修教材となっています。

探検は全く問題なく、グループが名無しの洞窟の初めにある階段を降りていきました。深く洞窟の中に進むに従って、空気を切り裂く「シューーーーッ」という音が鳴っているのが突然聞こえました。ふと川を見ると、水がものすごい勢いで増えていて、浅かった水の流れがあっという間に激しく渦を巻いた濁流に変わっていました。瞬きするほどの間に、川はものすごい激流に変わり、全員、慌てて高いところによじ登りました。突如として、逃げ場が無くなっているのが明白でした。さあ、残された方法は、皆で力を合わせて、デイパックの中に残ったモノを使って生き延びる方法を考えるしかありません。